東京木曜会2022年1月例会報告
日時:2022年1月20日(木)18:30~
場所:東京国際フォーラム・東天紅
福田幹事長の司会でほぼ2年振りの例会が始まりました。
福田幹事長:忘年会の頃は1月例会、普通に開催できると思ってご案内しましたが、ご存じの状況で…。でも、まん防直前ですが9名参加で何とか開催です。この2年予約してはキャンセルの繰り返しで東天紅さんには申し訳なかったです。お世話になっている森川さんから一言。
森川さん:東天紅広域営業担当の森川秀俊です。木曜会さんにはお世話になっております。機会があればサービスしますので今後とも宜しくお願い致します。
・・・皆さん拍手。
河野会長挨拶:今年も宜しくお願いします。コロナ禍で憚る風潮もありますが、私は5人でも6人でも参加者がいれば開催するつもりでした。木曜会は例会、旅行会、ゴルフ会等を通じて交流と親睦を図り、会員の生活が充実する事を目的としている。それを尊重したいので、開催としました。え~このお正月は大変いい思いをさせて貰いました。箱根駅伝!久し振りにCマークをず~っと眺めて居られて嬉しかった。来年は3位、再来年は優勝争いをするよう願って私の挨拶に代えさせて…。―と〆ようとした処で幹事長から講師の紹介をと声が掛かり―あっ、講師の紹介(笑)。小柳さんのお父様が弊社のお客様だったということで、もう長い付合いです。今日も講師を快く引受けてくださって。では、小柳さん宜しくお願いします。
◇◇◇白央印刷社長・小柳一城さんのお話◇◇◇
小柳さん:宜しくお願いします。―拍手―私、印刷やで行政書士で、認定経営革新等支援機関でもありますので1部ではその支援機関がどんな事をやっているのかをお話しします。第2部は若い頃からいろんな所へ旅して、いろんな人と知合って、いろんな経験をした私の半生(笑)のお話をします。え~1部はサクサクっと。
◇◇第1部
小柳さん、レジメとパワーポイント画像で中小企業、小規模事業者への支援制度である事業復活支援金、小規模事業者持続化補助金、事業再構築支援金について講義してくださいました。第1部はサクっと10分程で!ホントにサクっと‼講義終了(笑)。
レジメを追いながら“復活支援金も持続化補助金も再構築補助金も申請書の作成難しそ~。”と思っていると小柳さん「私、登録確認機関の認定も受けてますから、やらせて頂きますよ。報酬高いですけど。」と。一同笑い。専門家活用支援事業もあるので安心して相談できるそうです。「サラサラっと説明してきましたが、真面目な話はここまで。ご用命のある方は個別に。木曜会関係者は割引しますよ。」と小柳さん。一同笑。
◇◇続いて第2部
ここからが本題、小柳さんの半生。小柳さん編集の画像をパワポで見ながら「私、新宿区歌舞伎町、日赤産院で生まれました。鉄道と大洋ホエールズをこよなく愛する子供でした。」で始まり~。
◇エピソード1:小学生時代
2年の夏休み、姫路城を観に“一人旅”!
冬休み、今はなき寝台特急『はやぶさ』に乗りたくて九州一周!ええっ、ひえ~と聴衆から声上がる。パワポの画面には大洋ホエールズの帽子をかぶった少年。「ほら、もうホエールズの帽子かぶってる。」と小柳さん。小6で『SLやまぐち号』に乗りたくてまたまた一人旅。聴衆からほほ~の声。そしてホエールズの帽子の少年の写真。「ホエールズの帽子なんだけど新しいヤツ。色が違う。」と小柳さん。―笑―
◇エピソード2:大学時代
1年の時、ヨーロッパへ。安くあげる為に8月の終りに出発、10月迄行きっぱなし。当然、大学には行かず!「この時、アムステルダムっていい所だなぁって思いました。」と呟く小柳さん。聴衆、含み笑い、分かる人は分かる含み笑い、です。2年の春休みには、アジアに旅行、3ヶ月!タイ、バンコクでの話。バンコクに国立の孤児院が2つあり、1つは男の子の孤児院もう1つは女の子の孤児院。この女の子の孤児院の院長に気に入られ「ずっとそこに泊めて貰った。メシも只で。」だそうです。マレーシアでは日本に留学していた子(女子)を頼って、その子の紹介先で只で泊まり、そのまた紹介先で只で泊まりで、宿泊、飲、飲、飲、飲食(笑)できたそうです。小柳さん「どういう訳か気に入られ…天賦の才で…。」と。
◇エピソード3:新婚時代
「1994年11月12日、これ何の日でしょうか?結構、有名な日なんですけど。」と小柳さん。小柳さんの結婚式の日だそうで、知りまへんがな~(笑)。パワポ画面を指しながら「真ん中が結婚式。これ神田正輝と松田聖子が式挙げたサレジオ教会、全然予定してなかったんですけど。銀行でピンチヒッターで行ったサレジオ学園の園長に何故か気に入られて、その人が、結婚考えてるんならって教会に電話してくれて、この日キャンセルが出たからこの日でってバタバタと話が決まって。予約したら倍率100倍とかの教会なのに、クリスチャンでもないのに、仏教徒だし…。(笑)
また、人に気に入られたようです。天賦の才!因みに新婚旅行はエベレスト見たさに、関空開業2日目、エアネパール第1便でカトマンズへ。カトマンズから更にリコプターで上昇。このヘリ、食料品と山羊と同乗で、人間は4人、軍用ヘリのようだったと。目的地に着いた途端、奥様は高山病。4000メートル以上ですから当たり前ですけど、小柳さん自身は平気で飲み食いしてたのでホテルのご主人に「うちに就職して定住しませんか?」と誘われたそうです。一瞬、考えたとか。
◇エピソード4:台湾時代
銀行から台湾師範大学に留学するよう言われ、台湾に。その時“裸の人達がいる楽園がある”と聞いてパプアニューギニアへ。ここで荷物が行方不明、結局戻らなかったと。仕方なくマーケットに流れていた難民支援物資のTシャツを買った。これが、イブサンローラン!(笑)。パワポ画面に台湾時代の写真…飲んでらっしゃいました!
◇エピソード5:日本帰還
夏休みに友達とキャンピングカーでアフリカへ。ボツワナ、味噌、醤油を日本から持ち込んで「学校の前で煮炊きしてりゃ人があつまるだろう。」と。思惑通り人がワチャワチャ集まって来たけど…買ったばかりのスニーカーを盗まれ、ずっと安いサンダルで過ごしたそうです。でもここでもまた現地の人に泊めて貰ったようです。
◇エピソード6:大洋ホエールズ(横浜ベイスターズ)
「1998年10月8日、これは何の日?…大洋ホエールズ(横浜ベイスターズ)優勝の日です!」覚えてまへんがな~(笑)。仕事そっちのけで日本シリーズ6戦全部観たそうです。「ベイスターズ、セリーグ優勝の日、私、何処にいたでしょう?」パワポ画面に球場の写真。ズームアップしていくとど真ん中に観客席の小柳さんが!絶対写っている筈と、全紙買い一番真ん中に写っている写真を新聞社から買ったそうです。“歴史に残る1枚!”とのことです。(笑)
◇エピソード7:2004年7月会社員卒業
時間ができたのでウルムチ、カシュガル、パキスタン、キルギス、ウズベキスタン、鎖国中のトルクメニスタンと巡り、いろんな人と知合いながら2ヶ月旅したと。各地で「うちに泊まりに来い」とよく誘われたそうです。天賦の才のお陰ですね。
◇エピソード8:ご家族と
4人のお嬢さんに恵まれた小柳さん。上のお嬢さんと自転車で富士山まで。ママチャリをこいで246を西へ、途中ホテルに泊まりながら。御殿場で自転車を留めさせてもらって電車で帰宅、次の休みにそこから出発。7合目で一泊して富士山頂へ!ご家族と“日本全国周ってやろう”と電車組と飛行機組に分かれて旅行したり、レンタカーで九州一周し序に四国も制覇、四万十川で泳いだりの楽しそうな写真が沢山。と、突然、病臥する小柳さんの写真!何と大動脈解離で“死にかけた”と。大動脈解離、大病です。よくぞ助かってくれました!
大病だったけれど“今は完全復活して普通に暮らしてます”との報告と共に第2部の講義(?)も終りました。小柳さん、ありがとうございました。小柳さんの魅力と強運を実感する楽しいお話でした。
◇◇◇ここから食事・歓談◇◇◇
乾杯の挨拶は川野先輩。
川野さん:去年は驚き驚きの年。今年に入っても同じようなことで。皆さんご自愛頂いて、しっかり生き抜いてください。勇気ある例会開催に乾杯。―コロナ禍、9人で小さく乾杯。―
◇◇小柳さんと
「小柳さんお疲れさまです。」「溜まった写真が整理できて丁度よかったです。」「でも小2で一人旅なんてよく出してくれましたね。家出少年と間違えられるでしょ。」「親父が名刺の裏に“一人で旅行させてます”って書いて持たせてくれたんで、それ見せて。」一同納得。
◇◇駅伝の話
「碓井哲雄さんに見せてあげたかったね、シード復活。」「ああ碓井さん、そうですね。
「箱根駅伝、アルファベットのマークで出られるのが伝統校なんですよね。」「あ、そういう事なんだ!」「都道府県対抗駅伝、中止になりましたね。」「オミクロンで。」「女子は京都だからできたけど、男子は広島だからコロナ再燃で中止。」
◇◇ビールしか飲んでない小柳さん
「ビールだけでいいんですか?」「ええ、ビールで。明日、ゴルフなもんで。」「次の日、仕事だと飲むけど、ゴルフだと控えるんだ!」―大笑い―
◇◇パプアニューギニア
「マラリアにもかからずよく無事で。」「僕は平気だったけど友達かかっちゃって。」「マラリア、治らないですよね。」「治療で元に戻っても、急に再発したりする。」「台湾でマラリアの薬、中国語で上手く伝えられなくて買えなかったから日本の友達に送ってもらったのに、それ、荷物ごと盗まれて!」「で、怪しげなイブサンローランのTシャツ!」―笑―
「でも、そうやって乗り切っていくのも旅の醍醐味。ヨハネスブルグ、治安の悪さ世界有数で。プライベートビーチで寝転がってたら、女の子がトコトコ来るの。で、私のおばあちゃんが“貴方は強盗に狙われてるからホテルから出ないように”って言ってるって。そのホテル、入口にショットガン持った兄ちゃんが24時間立って警備してるとこで。」一同ひゃ~!
小柳さん、まだまだ面白いお話をイッパイ持っていそうです!
◇◇村山先輩の〆!
村山さん:例会をやるんだと決断した河野会長に拍手。―拍手―その陰で苦労しただろう福田幹事長に拍手。―拍手―素晴らしい講師のお話に拍手。―拍手―ホントにいい会でした。ありがとうございました。
お開きの発声は控えて、一同、拍手で散会となりました。
オミクロン株でコロナ再燃。幹事の皆さん、参加者の取り纏めや会場の予約に苦労されたと思います。感謝です。
◆小峯先輩のこと◆
例会冒頭、闘病中だった小峯寛晶先輩が1月13日に亡くなられたとのお話がありました。木曜会からは供花と弔電をお送りしたと幹事長から。皆で冥福を祈って黙禱しました。
小峯さん、箱根駅伝予選会応援の後で、行きつけのお寿司屋さんに案内して頂き、美味しいお料理と各地の地酒を味わいながら皆でお喋り、とても楽しかったのを思い出します。ありがとうございました。
コロナ禍で面会もままならず、ご家族はもとより、同期の48会のお仲間や木曜会の旧知の方々も会えないままお別れとなり寂しい思いをされていることと思います。そんな中、昨年の忘年会で長井さんがスマホで撮っていた木曜会の皆さんの写真や動画はご覧になっていて、喜んでくださっていたと聞きました。少し、慰められました。
(木曜会・柳)